
1. 中堅社員プロジェクト
部門を超えた人材交流の活性化と課題解決力の向上
2018年度活動内容
中長期プランとして、次代を担う人材の育成および企業風土の改革を図るため発足し3年目となりました。
今年度は昨今「働き方改革」への取り組みが注目されるなかで、当社グループとして省力・省人化、時短、業務高度化などに取り組むため、昨年度の「業務の棚卸」と「業務負荷改善」の活動を踏まえ、具体的な解決案を検討、策定し、可能なものについては実施しました。
活動での気づき
過去からの業務踏襲やシステム未整備などから、業務負荷が増大し、結果的に業務改善への時間が取れない状況が見受けられ、また、システムの便利な機能があるにもかかわらず、周知されていないために余分な時間がかかっている業務も存在していました。今年度の取り組みでは、これらの問題点を洗い出し、改善に努めた結果、一定の効果を得られました。
今後の予定
中堅社員チームとしては、小さな改善の積み重ねも必要であると考え、自部門以外の業務の改善にも携わり問題を解決し、人材交流を深める活動を行います。また「業務負荷改善プロジェクト」とも連携し、新たに発足したISRP(情報システム リエンジニアリング プロジェクト)への提案・提言に重点を置き、活動していきます。
2. 業務負荷改善プロジェクト
コンプライアンス意識向上には業務負荷改善が必須
当プロジェクトでは昨年度実施した「業務負荷の改善に向けての実態調査」の結果より、各セクションでの「IT対応以外の業務負荷改善策」についての検討を行い、そのなかでグループの全部署共通で取り組んでいける改善策について検討しました。
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- 1
- Excelのスキルアップ講座
(業務の効率化のためのパソコンスキルのレベルアップ)。
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- 2
- TV会議の活用
(TV会議可能な拠点で導入検討)。
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- 3
- 今後の課題
(共有ファイルの活用・社内イントラネットの有効活用・パソコンロックなどの残業対策・ペーパーレス化など)。
3. ISRP(情報システムリエンジニアリングプロジェクト)
全社協力体制で基幹システムの再構築をスピードアップ
基幹システムの再構築をグループ全体で進めています。これまでボトムアップ型のプロジェクト体制で進めてきましたが、2018年11月よりグループ全社プロジェクトとしてトップダウンによる推進体制に変更しました。全グループで取り組み成功させなければならないミッションであるという意識を高め、より緊密に全社協力体制のもと、プロジェクトのスピードアップを図ることを目的としています。
ISRP基本方針
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- 1
- 経営に必要な情報をスピーディーに集約させる。意思決定の迅速化。
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- 2
- 月次連結業務を早期に提出する。
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- 3
- グローバル情報管理体制の確立。
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- 4
- 原価の比較(最適適地生産と調達)、“勝てる原価の作りこみ(ベンチマークの強化)”。
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- 5
- 最高品質の実現(トレーサビリティ BCPの強化)。
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- 6
- 紙ベースから自動入力へ(ペーパーレス化)。
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- 7
- 原価の見える化(全社的な原価データ共有)。
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- 8
- 全拠点共通の業務モデルを検討、グローバル標準モデルを構築する。
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- 9
- 各拠点でカスタマイズは原則行わない。業務を標準モデルに合わせる。
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- 10
- 受発注システムの自動化。