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眞家 善ノ介

-Maie Yoshinosuke

デザイン
(自動車内装材事業)
2024年入社

社会人になってから目指したテキスタイルデザイナーの夢

私は社会人になってから美術系の大学で学び直し、SUMINOEのデザイナーになりました。一度社会に出てから、再び大学に戻り就職するという決断は、自分にとって大きな一歩でした。それでも、テキスタイルデザイナーになりたいという夢は、その大きな一歩を踏みだすのに十分な魅力がありました。現在は自動車内装材のデザインの仕事を行なっていますが、この仕事は世界の多くの人々に、自分がデザインしたテキスタイルを使用していただけるという、規模が大きく素晴らしい仕事だと感じています。

自動車内装材のデザインの流れって?

SUMINOEグループでは、シート表皮材だけではなく、天井材、カーマット、フロアカーペットなど、足元から天井まで自動車内装材をトータルで供給しています。その中で私は現在、主に国内の自動車メーカーに向けた、シート表皮材のテキスタイルをデザインし、提案しています。
自動車内装材のデザインの流れとしては、まずデザイナーが営業の社員とともに、お客さまのもとを訪問し、どのような車種を開発するのか、またどのような材質を要望されているのかなどを詳しく伺い、既存製品などのサンプルを紹介しながらイメージを共有していきます。
この話を社内に持ち帰り、設計開発担当者や加工場の社員とともに、使用する素材や糸の種類、色味などを突き詰めた上で、初めてお客さまに提案します。もちろん、一度でお客さまが満足されることは稀で、何度も修正を重ねていくことになりますが、このフィードバックを聞くのも私の大切な仕事です。そのため、デザインの仕事にも、コミュニケーションや織物の知識は欠かせないのです。ただ、苦労してデザインした試作品の出来栄えが良く、お客さまから高く評価していただけたときには、やはり大きな喜びを感じます。

今までの仕事での成功体験は?

入社してから初めて担当することになった車種開発のコンペで、私のデザインが採用されたことが一番の成功体験です。
この提案は、ファブリックではなく、合成皮革という素材のシート表皮材のデザインだったのですが、開発期間が短く、お客さまの要望もこだわりが詰まった厳しいものでした。それでも、そのニーズに応えるべく、何度もデザインの試行錯誤を繰り返し、設計開発の社員とともに試作品の改良を重ねながらアイデアを形にしていきました。
その結果、これならお客さまのニーズに応えられるという試作品を作ることができ、無事に受注することができました。
もちろん、これは私だけの成功体験ではなく、設計開発や営業を担当する社員など、チーム全体の努力によって成し遂げられた結果です。初めてのプレゼンで緊張しきりでしたが、良い結果を残せたことで、大きな達成感を得ることができました。

入社1年目からプレゼンに出られる仕事環境の魅力

SUMINOEでの仕事は、個人の裁量権が大きいことが特徴です。
指示を待って仕事をするのではなく、常に自分で課題を発見し、考えてデザインしたものを試作していけるというのは、非常に魅力的だと考えています。また、仕事が一人で完結するのではなくチームで取り組むことも多いため、他部署はもちろん、上司や先輩社員と一緒に改良案を考え試作を行います。そういったチームでの仕事は、妥協のないモノづくりを進めるうえで大切だと思いますし、何より経験豊富な方々と一緒に一つの仕事に取り組むことで、貴重で実践的な知識や技術を吸収することができます。

ある日のスケジュール

これまでのキャリア

2024年
スミノエテイジンテクノ株式会社に出向。
デザイン部 第1グループへ配属。
2024年10月
担当する自動車メーカーが決まる。
2025年1月
車種開発のコンペでプレゼンを実施する。
2025年
新たに担当する自動車メーカーが増える。
OJT担当者として後輩社員の指導を行う。

キャリアビジョン

プレゼンに参加したり、後輩の指導を行なったりするようになりましたが、まだまだデザイナーとしては駆け出しですので、まずは一人前のデザイナーになることが当面の目標です。