自動車内装事業
住江織物(株)、スミノエ テイジン テクノ(株)、帝人テクロス(株)、尾張整染(株)、住江テクノ(株)、Suminoe Textile of America Corporation、Bondtex, Inc.、Suminoe Textile de Mexico, S.A. de C.V.、住江互太(広州)汽車繊維製品有限公司、蘇州住江小出汽車用品有限公司、住江織物商貿(上海)有限公司、T.C.H. Suminoe Co., Ltd.、Suminoe Koide (Thailand) Co., Ltd.、PT. Sinar Suminoe Indonesia、PT. Suminoe Surya Techno、Suminoe Teijin Techno Krishna India Pvt. Ltd.
自動車内装材の世界最適供給体制を構築
事業の概要
天井材、シート表皮材、カーマット、フロアカーペットなど、足元から天井まで自動車内装材をトータルで供給できるのが当社の最大の特長です。日本国内だけでなく、米国、メキシコ、中国、タイ、インドネシア、インドの海外6ヵ国12拠点に製造・販売拠点があり、世界最適供給体制を構築しています。
強み
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- 1
- 自動車内装材のトータルサプライヤーとしての提案力
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- 2
- グローバルな生産拠点による最適地生産
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- 3
- 新素材や従来の繊維製品の領域を拡大する開発力
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- 4
- 繊維への高度な加工技術と企画・デザイン力
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- 5
- インテリア事業と自動車内装事業の融合による総合力
外部環境
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- 1
- 国内生産台数減少
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- 2
- CASE、EV新興メーカーの台頭
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- 3
- 環境、騒音対策の高まり
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- 4
- 価格競争の激化
成長戦略
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- 1
- 環境商材の開発・販売促進・活用
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- 2
- 次世代自動車内装の開発
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- 3
- 最適調達による原価低減
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- 4
- 新規部位・少工数生産をキーワードとした開発
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- 5
- 海外への横展開
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- 6
- 新工法によるファブリック素材の開発
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- 7
- グローバル各拠点の情勢・課題に沿った開発展開
主要取り扱い製品




Topics意匠性と環境配慮を両立したファブリック加工技術でデニム調「エコローレ™」の開発に成功



当社グループの「エコローレ™」が、お客様からご好評をいただいています。「エコローレ™」とは、黒い原着糸※と生地糸を効果的に組織することで染色工程を削減しつつ、意匠性を向上させたファブリック加工技術です。染色工程で発生する廃液を大幅に抑えることで、環境に配慮しています。
今回お客様から、自動車のモデルチェンジに伴って、デニム生地などの天然素材をイメージした、環境にやさしいシート表皮材をご要望いただきました。本来のデニム生地は染色済みのタテ糸と無染色のヨコ糸を組成したもので、黒い原着糸と生地糸を組織する、環境にやさしい「エコローレ™」はまさに適した技術だったことから、デニム調「エコローレ™」の開発が始まりました。開発にあたり、お客様自身が生地の本場である岡山に出向かれ、当社グループでも数多くのデニム生地を参考にしながら織筋1本に至るまで表現にこだわるなど、かなりリアルなデニム調表皮を追求しました。プリントとベースの柄だけの調整ではデニムの再現は難しく、大変苦労しましたが、無事にその課題を克服し、非常にリアリティのある商品化に成功しました。今後もこの天然素材調の意匠表現が可能な、環境に配慮した「エコローレ™」の提案を積極的に行っていきます。
※ 原着糸:原液着色糸の略。繊維の原料を熱などで溶かした段階で色素(顔料など)を加え、あらかじめ着色した糸のこと。
納入実績(価値創造の歩み)



北米市場向け新型日産ローグの表皮材に湿式合皮「セルクロス®」が採用
シート表皮材「セルクロス®」は、当社グループの合成皮革の開発で初めて自動車メーカーにご採用いただいたものであり、15年以上もの間、お客様からのご要望にお応えしています。当初は数多くあった技術的な問題を一つひとつ解決し、デザインも変更することで時代のニーズにあわせてきました。日本市場向けである先代・現行の日産エクストレイルに加え、今回の日産ローグにも採用となった湿式合皮「セルクロス®」は、当社グループ独自の湿式工法で製造されており、濡れた状態で座っても表面についた水滴を簡単にふき取ることができます。さらに、湿気を通す微細な気孔が開いているため長時間蒸れることなく快適な運転が可能です。また、従来までのデザインは単純なドット調の凹凸をつけた柄でしたが、今回はより繊細な柄を加えることで商品性を高めました。この機能性とデザイン性を、ご要望に応じてその都度、改良・融合させることで、当社グループとして新たな表現をご提供できる商材となっています。
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- 「セルクロス®」は“Cell-Cloth”の文字通り、表層に微細な気孔を持つCell構造体で、蒸れの発生を抑える透湿性と防水性を併せ持つ機能合皮です。意匠面では、西陣織柄をエンボス加工で表現し、“Japanese Identity” を感じさせるデザインとなっています。エンボス凹凸表現においてはシビアな要求があり苦労しましたが、加工調整を繰り返し、日産デザイン様の承認を受けました。機能面に加え意匠面でもお客様から高い評価をいただき、日本市場向けだけではなく、北米市場へも追加設定される運びとなりました。
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- 今回採用された「セルクロス®」の意匠は、現行エクストレイルに搭載されているドット調の柄から、全面に細かいスリットが入ったより精細な柄となって大きく印象が変わっています。そのため、「セルクロス®」の特徴である透湿性の確保を含め、精細な意匠を表現するエンボス加工および表皮の物性確立が大きな課題でした。さらに、明色のグレー色仕様は防汚加工も要求されており、技術的課題も多く困難を極めましたが、課題を一つひとつクリアすることで、量産化に至ることができました。今後も、様々なニーズに応えられるよう尽力していきます。
インテリア事業
住江織物(株)、(株)スミノエ、ルノン(株)、住江物流(株)、(株)スミノエワークス、(株)ソーイング兵庫、丹後テクスタイル(株)、住江テクノ(株)、(株)シーピーオー
独自の技術開発力で、業界トップクラスの環境対応商品を創出
事業の概要
公共施設、ホテル、学校、病院、オフィスから、一般家庭に至るまで、デザイン性と機能性を備えたインテリア商品を幅広く提供しています。
また、K(健康)K(環境)R(リサイクル)+A(アメニティ:快適さ)のテーマのもと、環境にやさしい商品づくりに取り組んでいます。
強み
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- 1
- 伝統技術の継承・保存(美術工芸品、緞帳・緞通)
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- 2
- 著名物件納入の実績と信頼
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- 3
- MD・デザイン・販売の三位一体による顧客対応力
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- 4
- グループ間の情報共有による施主・設計への販促活動
-
- 5
- 環境対策の理念に基づいた高付加価値商品の充実
外部環境
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- 1
- 環境商材の需要の高まり
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- 2
- 住宅着工件数の減少
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- 3
- 原材料価格の高騰による収益悪化リスク
成長戦略
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- 1
- 環境対応型商材の拡充・拡販
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- 2
- オーダーラグ販売の新業態立ち上げ
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- 3
- ハウジング向け商品の開発
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- 4
- 新規得意先の拡大
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- 5
- ブランドイメージの発信強化と浸透
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- 6
- 直営EC事業の強化
主要取り扱い製品





コインパース・カードホルダー



Topics文化と芸術の拠点「アクリエひめじ」に丹後テクスタイル(株)の綴織緞帳を納入

新施設「アクリエひめじ」が、文化と芸術の拠点として建設されました。その舞台ホールの緞帳デザインを姫路市出身の世界的デザイナー故高田賢三氏が寄贈され、当社が大・中ホールともに受注して納入しました。大ホールの緞帳は、静かに東の空が刻一刻と明るくなり、朝陽が白鷺城(姫路城)と大地を照らしていく情景を、芍薬の花のモチーフとともに表現しています。中ホールの緞帳は、夕刻の瞬、一日の労をねぎらうかのように、次第に太陽がゆっくりと西へ姿を隠していく夕映えの幻想的な光の中に浮かぶ白鷺城を、芍薬の花のモチーフとともに表現しています。その想いを緞帳で忠実に再現し、納入時には関係各所より高い評価をいただきました。
Topicsルノン(株)の「空気を洗う壁紙®クラフト ライン」を最新のインテリアシーンに合わせてアップデート

医療施設や介護・福祉施設における壁紙は、設備としての機能性に加え、医療や介護を受ける人々の癒しや、従事する人々の働く意欲の向上といった心理的な複合要素が求められるインテリアエレメントです。「空気を洗う壁紙® クラフト ライン」は、発売以来幾度にわたり、最新のインテリアシーンにフィットするためのアップデートを実施しました。「トリプルフレッシュ®」による消臭機能性と意匠性の両立を追求し、満足度の高い居住空間と働く空間の創造を考えた商品づくりに努めています。さらに、人生100年時代と言われる現代社会では、在宅医療や介護が増加することから、一般住宅への提案にも取り組んでいます。
納入実績(価値創造の歩み)



日本初のWホテル「W大阪」に、別注ハンドタフテッドカーペットが多数採用
2021年3月に誕生した「W大阪」は、大阪市の中央を南北に結ぶメインストリート御堂筋に面するラグジュアリー・ライフスタイルホテルとして開業しました。世界的なホテルチェーンを展開しているマリオット・インターナショナルのブランドのなかで、今回の「W大阪」は、泊まるだけのホテルではない、クリエイティビティを解き放つ「大人の遊び場」をコンセプトとしています。従来のラグジュアリーホテルとは全く異なる、革新的でインスピレーションに富んだホテルの客室には、オリジナル柄のハンドタフテッドカーペットが採用されました。目にも鮮やかなピンクとブルーのグラデーションカーペットはそれぞれ日本の桜と海をイメージしています。高級品であるハンドタフテッドカーペットを、お客様からのデザイン・規格両面での細かな要望に的確かつスピーディーに対応し、製販一体でご提案できる当社グループならではの強みを活かせた実績となりました。
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- 「W大阪」の客室に、別注ハンドタフテッドカーペットが採用されました。海外のデザイナーとやり取りを繰り返して決定したカーペットは、ダイナミックなグラデーションに仕上がり、利用客にも好評をいただいています。遊び心満載の客室は、カーペットだけではなく、その他のインテリアも個性豊かで洗練されたデザインとなっており、初めてモックアップルーム(実寸模型)の完成を目にした時、とても驚いたのを今でも覚えています。8月の猛暑で大変なカーペット工事となりましたが、日本初上陸のホテルの仕事に携われたことを非常に嬉しく思います。
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- 今回はオランダの海外デザイナーとのやり取りを通してデザインを進めました。美しいグラデーションをハンドタフテッドカーペットで表現するのはなかなか難しく、何度も試作を重ねた末にようやく採用に至りました。完成されたホテルに初めて足を踏み入れた時、今までの概念が根こそぎ覆されるような、革新的で遊び心溢れるデザインが随所に見られ、大変刺激を受けました。また、以前に留学していたオランダの「ダッチデザイン」に触れることができたこともあり、とても思い入れ深いプロジェクトとなりました。
車両内装事業
住江織物(株)、丸中装栄(株)、住江テクノ(株)
安全で快適な車両づくりへの貢献
事業の概要
JR、私鉄、公営交通に納入し、1世紀以上にわたりトップシェアを誇っています。
現在では、新幹線、電車、バス、船舶などの交通機関に、シート表皮材やカーテン、壁装材、床材に至るまで内装材をトータルで提案し、安全性・環境性に優れたシートクッション材「スミキューブ®」など環境にやさしい製品を納入しています。
強み
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- 1
- 1世紀以上にわたる業界トップシェア
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- 2
- 業界先駆者としての120年の実績と信頼
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- 3
- シート表皮材、カーテン、壁装材、床材など内装材のトータル提案が可能
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- 4
- 安全性に優れた環境負荷低減製品(シートクッション材「スミキューブ®」)
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- 5
- 全国に幅広い販売ネットワーク
外部環境
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- 1
- テレワーク浸透による通勤・出張の縮小
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- 2
- 車両台数の減少
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- 3
- アフターコロナの旅行者拡大
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- 4
- MaaSの実用化
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- 5
- 少子高齢化
成長戦略
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- 1
- 回復が見込まれる改造・張替工事の受注拡大
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- 2
- 新規商材の開発・拡販
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- 3
- 環境にやさしいファブリックの開発
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- 4
- シェアの拡大
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- 5
- 新触感スミキューブの提案・受注
主要取り扱い製品




TopicsJR西日本の長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」に当社の省エネ・省資源型商材「インクジェットプリントモケット」が採用

「気軽に鉄道の旅を楽しめる列車」をコンセプトとしたJR西日本の新たな長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」が、2020年9月11日より運行を開始しました。この車両の内装材に、当社グループのタイルカーペットとカーテンに加え、シート表皮材「インクジェットプリントモケット」が採用されました。「インクジェット」は、デジタルプリント方式でプリントする省エネ・省資源型のシステムです。当社グループではこのインクジェットシステムを使い、その特徴である小ロット・多色を活かして、全国の鉄道車両やバスなどに幅広く展開をしています。
TopicsJR東日本E235系横須賀・総武快速線に当社の環境商材「スミキューブ®」が採用

JR東日本横須賀・総武快速線に導入する新型車両E235系が、2020年12月21日より運行を開始しました。普通車のシート表皮材にポリエステルのリサイクル糸を使用したニットを、車両座席クッション材に当社「スミキューブ®」を採用いただいています。「スミキューブ®」は、長期間使用後もリサイクルが可能な環境にやさしい製品です。また、燃焼時にシアンガスなどの有毒ガスが発生しない安全な素材で製造されているため、廃棄時に大気を汚染しないという特長もあります。近年、環境配慮型商品の購買意識の高まりに伴い、多くの鉄道車両で採用いただけるようになりました。
納入実績(価値創造の歩み)


東京地下鉄 有楽町線・副都心線17000系に当社の内装材が採用
東京地下鉄は有楽町線・副都心線に7000系に代わる新型車両17000系を導入し、2021年2月より営業運行しています。「2020年度グッドデザイン賞」を受賞した本車両は、より親しみを感じていただけるよう、従来の7000系や10000系を連想させるような丸型のヘッドライトを採用するとともに、インテリアを有楽町線・副都心線ラインカラーの色彩に同調させたスタイリッシュなデザインとなっています。全車両へのフリースペース設置や、車両の床面高さを低くして車両とホームの段差を低減するなど、快適性と安全性の向上にも取り組んでいます。
シート地には「トリプルフレッシュ®デオ」を施したモケットが採用され、当社独自の消臭・抗菌・抗ウイルス機能を評価いただいています。また、シートクッション材には安全性に優れた「スミキューブ®」が採用されています。
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- 17000系は約45年にわたり活躍している有楽町線・副都心線7000系に代わる新型車両です。副都心線開業15周年(2023年)、有楽町線開業50周年(2024年)に向けて、2022年度までに全21編成180両を導入する予定です。有楽町線・副都心線ラインカラーの色彩をどのように表現するかを議論し、試作を何度も重ね開発いたしました。
本車両は東京・神奈川・埼玉と非常に広いエリアを走行しますので、多くのお客様から愛される車両製造の一助になれたと思います。
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- さらなる安全・安定かつ高品質な輸送サービスを提供するため、有楽町線・副都心線17000系車両を導入しました。この車両のシート材料には、耐久性や耐燃焼性に加え、感染症対策などの車内環境の改善を新たなニーズとして捉え、消臭・抗菌・抗ウイルス性を求めていました。今回、住江織物様には、弊社の求めるそれらの性能に加え、路線カラーをアクセントにした明るく開放的なインテリアに沿った表地の製作にあたりご協力を賜りましたこと、厚くお礼申しあげます。
機能資材事業
住江織物(株)、尾張整染(株)、住江テクノ(株)、蘇州住江織物有限公司、Suminoe Textile Vietnam Co., Ltd.
独自技術を応用した商品展開と新分野で価値を提供
事業の概要
トリプルフレッシュ®消臭フィルターやオレフィン素材による浴室床材など、これまで当社が培ってきた独自技術を応用した商品展開のみならず、K(健康)K(環境)R(リサイクル)+A(アメニティ:快適さ)のテーマのもと、無限の事業可能性を追求し、スマートテキスタイルやバイオテクノロジーに基づく機能性食品といった分野でも新しい価値を提供しています。
強み
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- 1
- 消臭や抗ウイルスなど機能加工の活用
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- 2
- 従来の分野や業界に捉われない事業領域の拡大
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- 3
- 多様な用途開発を推進する体制
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- 4
- 顧客ニーズに応える細かな商品開発の推進
外部環境
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- 1
- 衛生意識・健康志向の高まり
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- 2
- 在宅時間の増加、プライベート志向の高まり
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- 3
- 環境負荷低減意識の高まり
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- 4
- 高齢化社会
成長戦略
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- 1
- 繊維系電気暖房商材の生産供給体制の最適化
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- 2
- 機能材・加工技術の活用による新たな用途開発の推進
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- 3
- 消臭加工や抗ウイルス加工など機能加工製品の拡販
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- 4
- 航空機分野の品質マネジメントシステムJISQ9100による徹底した品質管理と製品供給の推進
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- 5
- 「柿ダノミ」に次ぐ新たな健康食品の開発推進
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- 6
- スマートテキスタイルの事業化推進
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- 7
- 開発部門との連携と開発営業力の強化
主要取り扱い製品








Topics幅広い分野の社会課題の解決に貢献する水濡れ検知システムの開発


現在、当社グループでは水濡れ検知システムの開発に注力しています。
水濡れ検知システムとは、対象物が濡れている状態か実際に触れることなく一目でわかるシステムのことです。水濡れ検知布帛(導電糸の周りに吸水速乾糸でカバーリングした糸を織り込んだもの)を用いて検知した情報がデバイスを経由し、可視化される仕組みです。
このシステムの特長は、システムの感度を調整することで、乾き・ムレ・濡れのどの状態かを段階的に検知できることです。また、センサー部分が布帛であることから大面積かつ、様々な形状の対象物を検知できます。
これらの特長を排泄補助に応用できれば、現在社会問題となっている介護現場の負担を軽減することが可能なため、様々なお客様からご注目いただいています。また、介護のみならず、建築・土木・エンターテイメントなど、幅広い分野への応用も期待されています。この水濡れ検知システムを現場ニーズの聞き取りや実証を重ね商品化することで、今後も社会課題の解決に努めていきます。
納入実績(価値創造の歩み)



「トリプルフレッシュ®デオ」の商品展開について
近年、商品開発をする上で抗ウイルスが一つのキーワードとなっています。当社グループではこの市場ニーズを捉え、「トリプルフレッシュ®デオ」を様々な商品に応用すべく、取り組みを続けています。「トリプルフレッシュ®デオ」とは、当社グループ独自の消臭加工技術を軸に、抗菌・抗ウイルス・抗アレル物質機能を付与した複合機能加工技術です。現在は、資材用途をメインとした不織布への機能付与を目的として、シーツとプレフィルター(空調機器へ後付けするフィルター)の開発を技術・生産本部と連携し進めています。
これまで高機能不織布を開発・検討・商品化してきた実績を踏まえ、さらに規格・機能を拡大し、新たな販路や用途拡大を図ることで、より快適で安全な暮らしに貢献していきます。
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- 営業活動を進める上で、抗菌・抗ウイルスというワードを必ず耳にするようになりました。
そういったニーズのなかで「トリプルフレッシュ®デオ」加工の展開は速やかに進めていくべきテーマであり、営業活動のチャンスだと思っています。シーツ・プレフィルターといった開発品を関係各所と連携し速やかに商品化、拡販していくように努めていきます。それと同時に、新たな商品展開についてもアンテナを張りながら営業活動を進めていきます。
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- 抗菌・抗ウイルスの需要が高まっているなかで、トリプルフレッシュ®デオの機能性と市場ニーズが合致し、空調機器用の機能性不織布プレフィルターの開発を進めています。課題は後付け可能な商材として空調機器に負荷をかけず、かつ機能性を持たせることです。用途に合った最適な基材・加工方法を検討し、新商材の開発に向けて取り組んでいます。今後もお客様のご要望にお応えする商品の開発を目指していきます。