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財務の専門家としての立場から、
投資家の利益を守れるよう監査を遂行します。(株)髙島屋に入社以来、経理・財務を中心に様々な業務を経験し、2023年2月には税理士資格を取得しました。その立場から、会社の意思決定が適法か確認すること、経営改善に向けて事業の強みを引き出すこと、投資家の利益が実現しているかを監視することが自身の役割だと考えています。
国内外グループ会社が多い当社では、グループ会社それぞれにおけるガバナンス体制の構築が重要な課題ですが、年数回のグループ監査役連絡会で各社のガバナンス課題を共有し、グループガバナンスの観点で抜本的解決策を議論し、投資家目線で助言できる機会を増やすことが肝要と考えています。
一方、さらなる成長を目指すために海外での事業展開を考えると、グローバル戦略により長けた人材が不可欠です。当社グループの収益の多くは、アメリカやASEANなどに支えられています。そうした意味でも、重要な海外グループ会社の現地幹部のなかからグローバルな目線で経営に意見できる人材を発掘、登用することも重要です。私自身は、投資家との関わりが多いことから、「投資家目線」で株主価値を向上させるべく、「物申す監査役」として貢献していきます。
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繊維関連ビジネスで培った知見を活用し、
透明性のさらなる向上に寄与します。私は長年、丸紅(株)にて繊維原料・製品の貿易業務に従事し、傘下事業会社の営業戦略策定・ガバナンス強化・内部統制を統括してきたほか、主要事業会社の代表取締役として経営に携わってきました。独立した社外監査役として当社のよりよい経営・運営に積極的に関与できると考えています。
当社では常勤監査役・会計監査人との連携は十分で、忌憚のない意見交換やリスク共有ができています。内部監査室とは、現在は常勤監査役を介して連携しており、今後はさらに密に折衝できればと考えています。業務監査に関しては、取締役の職務遂行の妥当性は十分評価できますが、社外取締役の当社の活動内容への理解がさらに深まれば、より建設的な議論ができるのではと思います。また、国内外各グループ会社のガバナンスポリシーの整備状況にも課題が残ります。各社の自律性を尊重しつつも、グループ全体に適用する一定水準以上のポリシー策定が重要だと思います。
当社の企業価値を向上させるために、ガバナンスの有効性のさらなる向上やコンプライアンス遵守の徹底はもちろん、より社会において尊敬を集める企業となるべく、透明性を高めることにも取り組んでいきたいと思います。