グローバル展開

タイ T.C.H. Suminoe Co., Ltd.

海外事業所紹介 :タイ T.C.H. Suminoe Co., Ltd.

自動車内装事業では、海外6ヵ国12拠点に製造・販売拠点を持ち、自動車内装材全般を供給しています。
お客様のニーズに応えるため、日本で培ったモノづくりと管理のノウハウを各拠点へ展開し、迅速かつ安定的に当社商品を納入しています。
また、拠点において、地域の経済発展と雇用促進にも貢献しています。

自動車内装事業における各部門の海外展開について
  • ファブリック部門
     2009年12月 帝人ファイバー株式会社とともに当社の子会社としてスミノエ テイジン テクノ株式会社を設立。素材から編織加工、および提案から販売まで一貫する体制を構築しました。
     以降、海外拠点にも同様のシステムを導入することで、国内外のグループでの強みを発揮しています。近年、素材としてカラー原着糸の使用が増えていますが、廃水排熱の減少で環境負荷低減も図っています。
  • カーペット部門
     自動車用フロア内装材は、タフテッドカーペットとニードルパンチカーペットに大別されます。現在、フロア材としては、ニードルパンチを主力とし、アジア、北中米の6ヵ国で生産、販売しています。ニードルパンチは「材料構成がシンプル」、「工数が少ない」、「比較的軽量」であり、環境負荷の低減に繋がる商品です。また、フロアカーペットにとどまらず、この技術を応用し「車室内外の騒音低減」を実現する繊維製品を開発、量産し、自動車を取り巻く環境の改善に寄与すべく努めています。
  • マット部門
     2018年タイ国チェンマイにアジア圏で当社第3のマット生産拠点として「Suminoe Koide (Thailand) Co., Ltd.」を設立。アセアン地域で自動車生産台数1位であるタイにおいて、日本向けのみならず現地マーケットへの商圏拡販のなかでより競争力を高めることを目的として事業展開しています。
タイ T.C.H. Suminoe Co., Ltd.

グローバル拠点で最も歴史ある拠点

 1994年にタイ中部のアユタヤに合弁会社として設立しました。T.C.H. Suminoe Co., Ltd.(TCHS)は、グローバル拠点のなかで最も歴史があり、ファブリックとカーペットを中心とした事業活動を行っています。生産を支えているのは約190名の従業員で、そのうち約36%が女性です。
 お客様のニーズにお応えする品質を重視したモノづくりに徹するため、2002年にISO/TS16949の認証を取得し、環境負荷の低減についても2006年にISO14001の認証を取得しました。当社グループ拠点の先駆者として、地球の環境負荷低減について真摯に取り組んでいます。

働きやすい職場環境

 タイは、国民の多くが仏教徒で、両親を大切にし、礼儀正しく温厚という国民性があります。また、近隣諸国と陸続きのため、古くから様々な国と交流があり、外国人にもとても住みやすい国です。LGBTを含め多様性を尊重する国なので、社内もダイバーシティが進んでおり、取り組むというより自然に身につくため、働きやすい環境です。

社会貢献と社内コミュニケーションの活性化

 社会貢献活動も盛んで、大学への編機寄贈やカンチャナブリ県の学校・慈善団体の孤児への寄付などを行いました。近年では、チャリティマラソンに参加しています。タイではランニングが人気で、健康づくりへの関心が高まっています。また、社内コミュニケーションの活性化にも取り組んでいます。旧正月のソンクランはタイで一番暑い時期に行われる大規模な水掛け祭りです。水をかける行為自体「敬意を払う」という意味のため、上司や部下関係なく、大いに盛り上がる行事で、TCHSの社員全員が楽しみにしています。そのほかにも社員旅行やニューイヤーパーティなど様々なイベントがあり、社員同士コミュニケーションを深めています。

 2011年には、大洪水により工場全体が浸水被害に遭うという苦境も経験しましたが、日本およびほかの海外グローバル拠点からのバックアップ生産供給体制により、最後まで支障をきたさずに供給対応し、お客様の強い信頼を得ることができました。
 今年25周年を迎え、今後も、安定した事業運営と地域社会への貢献に注力していきます。

社会貢献活動 2018年6月 チャリティマラソン (バンパイン工業団地企業の従業員と家族) 参加者17名
社会貢献活動 2018年6月 チャリティマラソン
(バンパイン工業団地企業の従業員と家族) 参加者17名
タイの伝統的な儀式「ソンクラン」(年少者が年長者に少量の水をかけ敬意を表す恒例の水掛け祭り) 2019年4月12日 工場の前庭
タイの伝統的な儀式「ソンクラン」(年少者が年長者に少量の水をかけ敬意を表す恒例の水掛け祭り) 2019年4月12日 工場の前庭
アユタヤ県にある世界遺産「ワットヤイチャイモンコン」の涅槃仏と乾期のすがすがしい空
アユタヤ県にある世界遺産「ワットヤイチャイモンコン」の涅槃仏と乾期のすがすがしい空
山本 幸広 1992年入社
  • 山本 幸広
  • 1992年入社

2017年4月に着任しました。TCHSでは、タイ国内外の自動車メーカー向けのカーペット関連の開発業務を担当しています。開発における技術面では、近年開発車種のグローバル化により、日本と同等の性能が要求されており、コスト面でも現地資本のメーカーとの競争になり、会社として総合的な技術力が求められています。
初めての海外赴任で、言葉の壁はもちろんのこと、考え方といったタイ文化の予想外の壁を目の当たりにしています。意思の疎通が上手くいかず、少し感情的になってしまう時もありますが、翌日には「タイ語で笑顔で挨拶」を心がけ、職場の雰囲気づくりに努めています。海外赴任したことで、現地従業員のパフォーマンスをどのように向上させるかという見方をするようになり、仕事に対する視野が広がったと思います。自分自身、少しずつ成長を実感しています。