リスクマネジメント

リスクマネジメント

国内事業所のリスク管理

 国内事業所のリスクマネジメントについては住江織物(株)およびグループ会社より提出されたリスクに基づき財務諸表の重要な虚偽表示のリスクを中心として把握を進め、そのリスク評価を財務統制委員会にて検討し、経営会議でも認識しています。国内事業所においては内部統制の運用において、一定レベルまでリスク軽減はできていますが今後はIT化を推進し、各リスクをより軽減する体制を確立させていきます。

海外子会社のリスク管理

中国 住江互太(広州)汽車繊維製品有限公司(SPM)

 リスクマネジメント活動を開始し6年目となる今年度は、「原価低減」をテーマとし取り組み、改善を進めています。テーマ選定の背景として、自動車購入減税のかけ込み需要の反動による販売台数減少や米中貿易摩擦による消費者マインド低下などがあります。これらの影響は軟調に推移することが予測されるものの収益確保に向けた活動の必要性はより一層高まっています。着実に成果をあげるため各部署で検討した改善項目をリスクマネジメント委員会でも目標を設定し、月次の実績を精査し不足の場合は追加項目の検討を行い、より確実に成果をあげ目標達成に向け取り組んでいます。

インドネシア PT. Suminoe Surya Techno(SST)

 昨年、棚卸差異対応として、バーコード&ハンディターミナルを使用した棚卸システムを導入し成果をあげました。今年度はさらなるリスク低減を図るため、現場作業や管理業務の効率化を目指し、海外生産工場のモデルケースとして生産管理システムの導入に着手しました。早期の本稼働および成果をあげ、まずは同生産形態をとるタイSuminoe Koide (Thailand) Co., Ltd.(SKT)、中国 蘇州住江小出汽車用品有限公司(SSK)へ横展開し、全社プロジェクトである「基幹システムの再構築」に寄与します。
 海外子会社の高リスクの領域を対象とした効果的・効率的なリスク管理を今後も継続します。

知的財産の取り組み

三位一体戦略の実現に向け推進

 知的財産権のなかには特許権、実用新案権、意匠権、商標権などがあり、自社商品を守るために社内の知的財産権に対する意識の向上および理解促進を図る活動に取り組んでいます。
 具体的には、社内イントラネット上に「知的財産NEWS」を発行し、PCT国際出願(特許協力条約に基づく)について、日本の特許庁に特許を出願する費用、三位一体戦略、企業の事業活動における知的財産などの知的財産教育を行っています。また奈良と大阪で定期開催している技術会議で、関連の特許情報や知的財産権に関するトピックスを紹介しています。
 市場の奪い合いが激しい事業分野では、事業戦略・企画開発戦略・知財戦略が密接に連携することが益々重要となっており、三位一体の戦略を実現すべく推進していきます。

三位一体の戦略
三位一体の戦略

事業継続計画(BCP)の進捗

安否確認訓練の実施

 当社グループでは以前より、災害発生時に企業としての信頼の継続のためには、お客様への迅速で正確な情報発信がキーだと考え、安否・被災状況などの情報収集を重視したBCP行動計画の策定に取り組んできました。住江織物(株)本社ビルでは、緊急事態発生時の動作の確認を特に重視し、社内緊急連絡ルールに従って社員の安否を確認する「BCP安否確認訓練」を継続して実施しています。
 2019年9月5日、大阪880万人訓練に合わせて、安否確認訓練を実施し、対策本部にて社員全員の安否を速やかに確認することができました。(株)スミノエ本社でも今回初めて安否確認訓練を実施しました。

BCP:Business Continuity Planningの略称で、災害や事故などの緊急事態が発生した際に事業の継続や復旧が速やかに行えるよう策定される計画。