リスクマネジメント

リスクマネジメント

国内事業所のリスク管理

 国内事業所のリスクマネジメントについては住江織物(株)およびグループ会社より提出されたリスクに基づき財務諸表の重要な虚偽表示のリスクを中心として把握を進め、そのリスク評価を財務統制委員会にて検討し、経営会議でも認識しています。国内事業所においては内部統制の運用において、一定レベルまでリスク軽減はできていますが今後はIT化を推進し、各リスクをより軽減する体制を確立させていきます。

海外子会社のリスク管理

中国 住江互太(広州)汽車繊維製品有限公司(SPM)

 リスクマネジメント活動を開始し7年目となる今年度は、「内製体制強化」をテーマとし、加工効率アップや調達材料の見直し、加工機の精度向上および工程ロスの改善に向け、各課題の責任者を選定しグループで進めています。自動車販売台数減少に対する競争力強化として、さらなるリードタイムの短縮やコストダウン対応が必要との認識でテーマ選定を行いました。着実に成果をあげるため各グループで検討した改善項目をリスクマネジメント委員会で目標を設定し、月次の実績を精査し不足の場合は追加項目の検討を行い、より確実に成果をあげ目標達成できるように取り組んでいます。

インドネシア PT. Suminoe Surya Techno(SST)

 さらなるリスク低減を図るため、現場作業や管理業務の効率化を目指し、海外生産工場のモデルケースとして生産管理システムの導入に取り組んでいます。今回の新型コロナウイルス感染症の影響で現地対応からWEB会議での対応を余儀なくされ、その進捗に影響が出ましたが、システム運用までの全体スケジュールを守るように鋭意努力中です。早期の本稼働および成果をあげ、ほかの海外生産工場へ横展開し、全社プロジェクトISRP「基幹システムの再構築」に寄与します。
 引き続き今後も海外子会社の高リスク領域を対象とした効果的・効率的なリスク管理を継続します。

知的財産の取り組み

権利化と秘匿化の推進

 知的財産権のなかには特許権、実用新案権、意匠権、商標権、営業秘密などがあります。それぞれの知的財産権にはメリットとデメリットがあるため、社内の知的財産権に対する理解促進および意識の向上を図る活動に取り組んでいます。
 具体的には、勉強会の実施、社内イントラネット上に「知的財産NEWS」を発行し、事業活動を有利に進めるための特許出願、発明の秘匿化、先使用権の確保などの知的財産教育を行っています。また奈良と大阪で定期開催している技術会議で、関連の特許情報や知的財産権に関するトピックスを紹介しています。今後も知的財産権に対する教育を継続的に行い、特許権、実用新案権、意匠権、商標権の権利化、また営業秘密の秘匿化を使い分け、自社事業が競争優位に立つべく推進してまいります。

権利化と秘匿化の推進

事業継続計画(BCP)の進捗

パンデミック時の対応

 新型コロナウイルス感染症拡大の取り組み状況におきましては、特集 新型コロナウイルス感染症拡大を経験してにて報告しています。

安否確認訓練の実施

 当社グループでは以前より、災害発生時に企業としての信頼の継続のためには、お客様への迅速で正確な情報発信がキーだと考え、安否・被災状況などの情報収集を重視したBCP行動計画の策定に取り組んできました。住江織物(株)本社ビルでは、緊急事態発生時の動作の確認を特に重視し、社内緊急連絡ルールに従って社員の安否を確認する「BCP安否確認訓練」を継続して実施しています。
 2020年9月4日、大阪880万人訓練にあわせて安否確認訓練を実施し、対策本部にて社員全員の安否を速やかに確認することができました。(株)スミノエ本社でも安否確認訓練を実施しました。

BCP:Business Continuity Planningの略称で、災害や事故などの緊急事態が発生した際に事業の継続や復旧が速やかに行えるよう策定される計画。