ニュースリリース

2022.01.01お知らせ

2022年 年頭のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

2021年は、その前年から引き続き新型コロナウイルス感染拡大が経済や生活に大きく影響しましたが、ワクチン接種の浸透などにより、大きく傷んだ国内外経済の再開が進みました。足元では、電子部品などの供給不足の影響から自動車の生産台数の減少や原油高による原材料価格の高騰など多くの問題を抱えております。しかし創業から139年、これまでも幾度となく困難な状況が発生する中で、当社グループはその力を結集し乗り越え、継続してきました。
2021年6月よりスタートした中長期経営目標「Suminoe Group Way 2022~2024~2027」(以下、SGW)に、着実に取り組むことで、困難を乗り越え、成長してまいります。

【中長期経営目標「Suminoe Group Way 2022~2024~2027」
SGWでは、以下の3点を経営方針として掲げております。
・より良いビジネスモデルを構築し 社会が必要とする企業としてグローバルに成長する
・健全な利益を上げ 次の成長への投資をする
・ESG経営を強化する
これらの方針のもと、最終年度2027年5月期に売上高1,000億円、営業利益50億円を実現すべく、役員・社員全員で一丸となって推進しております。
また当社は、2021年12月に「新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書」を東証に提出した通り、2022年4月より適用される市場区分について「プライム市場」を選択しております。1回目の基準日時点では未達事項がありましたが、SGWを着実に実行して企業価値を高めるとともに、株式施策およびIR活動の強化に取り組むことで、SGW連結収支計画の最終年度となる2024年5月期までにプライム市場上場維持基準への適合を目指してまいります。

【住江織物グループの環境への取り組み】
当社は1990年に使用済みペットボトルを原料にしたポリエステル再生繊維「スミトロン®」を開発し、1998年に現在の開発理念である「K(健康)K(環境)R(リサイクル)+ A(アメニティ:快適さ)」を発表するなど、事業を通して環境負荷低減に貢献すべく、いち早く取り組みを進めております。2021年11月に実施された株式会社三井住友銀行による「ESG/SDGs評価融資」では、株式会社日本総合研究所が作成した独自基準に基づき、7ランクある評価のうち、最高の評価に次ぐ【総合評価ランクAA(優れたESGおよびSDGs達成に向けた取り組みと情報開示を実施)】と、当社の取り組みが評価されました。
また、インテリア事業の主力製品である水平循環型リサイクルタイルカーペット「ECOS®(エコス)」では、使用済みタイルカーペットの循環型リサイクルシステムを確立し、CO2排出量の削減に貢献しております。昨年にはその環境性能が評価され、『第4回エコプロアワード』経済産業大臣賞と『第22回グリーン購入大賞』プラスチック資源循環特別部門 大賞のW受賞いたしました。

本年も、グループ会社全員の英知を結集して新たなことへ挑戦し、社員・グループ全体の成長を目指すとともに、サステナブルな社会へ貢献してまいりますので、ご支援のほど宜しくお願い申しあげます。

住江織物株式会社
代表取締役社長
永田 鉄平