従業員の成長と活躍~ 一人ひとりが能力を最大限に発揮できる職場づくり
人権の尊重
当社グループは、人種、信条、宗教、国籍、身体的特徴などの理由で嫌がらせや差別を受けない健全な職場環境を確保します。
多様性の尊重
当社グループは、企業の持続的成長の源泉は人材であり、一人ひとりが能力を最大限発揮し成長することが重要と考えています。
取り組みの一つとして、外国人技能実習生を受け入れている尾張整染(株)では、現場での翻訳辞書や翻訳機の設置、共用部(食堂・トイレなど)や配布書類での実習生の母国語の記載など、働きやすい環境づくりを心がけています。
今後も、性別・年齢・国籍を超えて多様な人材がいきいきと活躍できる環境をつくっていくことを大切に取り組んでいきます。
人事データ(国内グループ)
各年度5月末時点
項目/性別/年度 | 2020 | 2021 | |
---|---|---|---|
従業員数(名) | 男性 | 1,210 | 1,156 |
女性 | 569 | 544 | |
平均年齢(歳) | 男性 | 46.6 | 47.4 |
女性 | 41.9 | 43.5 | |
平均勤続年数(年) | 男性 | 15.8 | 16.6 |
女性 | 12.1 | 12.5 | |
新卒採用者数(名) | 男性 | 19 | 10 |
女性 | 14 | 7 | |
障がい者雇用比率(%) | 1.26 | 1.71 | |
女性管理職比率※(%) | 11.4 | 11.1 |
※国内グループ会社の係長職以上に相当する社員の中の女性の割合。
人材育成
当社グループの全社員を対象に階層別、役割別、選択型などに区分された様々なカリキュラムを用意しています。
住江織物(株)では、入社後1ヵ月間を集合研修とオンライン研修、5~9月までの5ヵ月間はOJT※研修期間として研修を実施しています。入社3年目までを若手と位置づけ、新人の配属部署の所属長・OJT担当者は3年間の育成計画を作成し、それに基づき指導を行います。
※OJT:On-the-Job Trainingの略。職場で実務を経験しながら行う従業員の職業教育のこと。
研修受講者数
(2020年度)
研修体系/受講者数(名) | 計 | 男性 | 女性 | |
---|---|---|---|---|
階層別、役割別、選択型(スキルアップ) | オンライン研修 | 164 | 111 | 53 |
集合研修 | 16 | 13 | 3 | |
選択型(自己啓発) | 通信教育 | 119 | 87 | 32 |
語学学習(オンライン) | 25 | 19 | 6 | |
語学学習(通学) | 1 | 1 | 0 |
Topics オンラインでスキルアップ研修を実施
外部から講師を招き、業務の効率化に役立つWord、Excelについての研修をオンラインで行いました。午前・午後の部で違う研修内容を実施し選択制にしたことで、受講者はより必要な内容について学ぶことができました。国内、海外問わず各グループ会社から多数の申し込みがあり、午前に81名、午後に62名の参加となりました。「移動時間がかからないのがよかった」や「職場で参加するよりも自宅の方が集中できた」など、オンライン特有のメリットをあげる声が多数ありました。
参加者の感想
-
- すぐに仕事で活用できる内容であり、丁寧でわかりやすい講義だったので、短時間でも知識を深めることができました。今後もこういったスキルアップの機会があれば積極的に参加し、業務の効率化に結びつけていきたいです。
Topics「次世代育成面談」を実施
住江織物(株)では、入社6年目の若手社員6名を対象に「次世代育成面談」を実施しました。人事第3部会での意見を反映し、今回は1名につき2回面談を行いました。1回目は若手社員自らが話を聞きたい先輩社員を指名し、先輩社員の若手の頃の悩み、目標、仕事への取り組み方、現在の想いなどを聞き、アドバイスをもらいました。2回目は、現在の業務や今後のキャリアについて約1時間、人事部長と面談を行いました。
対面またはオンラインで、普段交流がない遠隔地の先輩社員や人事部長と話すことで、若手社員からは「貴重な体験であり、モチベーションが上がった」「自身の業務に感じていることを話すことによって、気持ちや意識の棚卸ができてすっきりした」という感想がありました。また、先輩社員からは「自分を振り返るよい機会で刺激になった」「近い世代の社員同士での交流・意見交換の機会があまりないので繋がりを感じられてよかった」という感想があり、双方にとって有意義な機会であることがわかりました。また、人事部長からも「貴重な経験ができた。『歩き回る人事部長』をこれからも継続していきたい」という発言がありました。
次年度以降も、若手社員の面談を継続的に実施し、若手社員が自らの目標を再認識し、成長する後押しができるような体制づくりに力を入れていきます。

両立支援
当社グループでは、男性社員の育児休業取得を促進するため、対象者本人とその上司に育児休業に関する規程を案内しています。今年度は初めて3名の男性が育児休業を取得しました。引き続き取得者の増加を目指し、両立支援や働きやすい職場環境づくりに取り組んでいきます。
育児・介護を支援する制度の取得者(国内グループ)
項目/性別/年度 | 2019 | 2020 | ||
---|---|---|---|---|
育児休業関係 | 休業取得者数(名) | 男性 | 0 | 3 |
女性 | 11 | 12 | ||
休業復帰者数(名) | 男性 | 0 | 3 | |
女性 | 5 | 11 | ||
短時間勤務取得者数(名) | 男性 | 0 | 0 | |
女性 | 9 | 17 | ||
始業・終業時刻の繰上げ・繰下げ取得者数(名) | 男性 | 0 | 0 | |
女性 | 4 | 5 | ||
介護休業関係 | 休業取得者数(名) | 男性 | 4 | 2 |
女性 | 6 | 2 | ||
短時間勤務取得者数(名) | 男性 | 0 | 0 | |
女性 | 0 | 0 | ||
始業・終業時刻の繰上げ・繰下げ取得者数(名) | 男性 | 0 | 0 | |
女性 | 0 | 0 |
労働安全衛生
労働時間管理
長時間労働改善の推進
CSR推進委員会のもと設置している人事第1部会では、労働時間の現状把握を定期的に行い、その結果を踏まえ長時間労働改善の検討を行っています。コロナ禍で一部の事業所では在宅勤務を実施していますが、在宅勤務は勤務時間が長くなりやすい一面もある上、正確な時間管理の把握が難しい課題があります。この課題の解決策の検討と、引き続き出退勤時刻と在宅勤務時間の把握、ノー残業推進メッセージの発信を行います。また、長時間労働の傾向がある社員とその上司への面談の実施など、長時間労働改善に取り組んでいきます。
有給休暇取得については、前年度より取得率が上がりました。
有給休暇取得実績(国内グループ)
項目/年度 | 2019 | 2020 |
---|---|---|
年次有給休暇取得率(%) | 56.6 | 59.4 |